人とは少し違ったものを選びたい人に人気の大正ロマン風の振袖ですが、実のところ「大正ロマン」風とはどのような柄や色なのか、コーディネートはどうすればいいのか、よくわからない人も多いようです。
ここでは、大正ロマン風振袖の特徴や選び方、コーデポイントなどについてご紹介します。
目次
1.和洋折衷が流行した大正時代の服装をまねたレトロテイストの振袖
本来、大正ロマンとは西洋の文化が広く浸透し始めた大正時代の思想や文化のことです。その当時は服装も着物の下にシャツを合わせたり、革靴を履いたりする和洋折衷コーディネートが流行っていました。
いわゆる「はいからさん」ファッションです。
大正ロマン風とは、その大正ロマンのテイストを取り入れたレトロなコーディネートのことです。
最近は振袖だけではなく、雑貨なども大正時代や昭和初期のレトロなデザインが人気となっています。漫画やアニメ作品でも大正時代の世界観を舞台にしたものが多く、若い世代からの人気が高まっています。
1-1.大正ロマン風振袖の魅力はなんといっても現代ものにはない色柄
大正時代には西洋文化がいろいろな形で取り入れられた頃で、着物の柄にもアールデコやアールヌーボーの影響を受けた華やかな柄などが流行していました。
柄はアールヌーボーの影響を受けてバラやスイートピー、チューリップなどの花やアールデコの影響で幾何学図形モチーフにした柄が多く、色は現代の振袖ではなかなか出せない鮮やかなものが多いのが特徴です。
しかし、当時の振袖で状態がいいものを探すのは難しく、当時のデザインを再現した新しいものが作られるようになりました。それが大正ロマン風振袖です。
2.大正ロマン風振袖の選び方
数多くある振袖の中から大正ロマン風のものを選びたいときは、次のポイントを参考に選ぶことをおすすめします。
- 矢羽根柄や鱗紋様などの柄
- 西洋の花の柄
- 金色をあまり使っていないもの
当時の振袖には絵柄に金色を使ったものはほとんどなかったため、金色があまり使われていないものを選ぶとレトロ感がアップします。
3.大正ロマン風振袖コーデ7つのポイント
大正ロマン風の振袖におすすめのコーデのポイントをご紹介します。
- 帯は振袖の柄と合っていればOK。しかし成人式では和洋折衷は控えめに
- 半襟は華やかなデザインのものをたっぷり見せる
- 帯留は大きい花モチーフ、帯締めは2cm幅程度の太いもの
- 履物は太めの鼻緒と小判型で厚めのぽっくりや草履など
- 髪型はフィンガーウェーブやハーフアップ、耳隠しなど
- ヘアアクセは赤リボンや椿モチーフがおすすめ
- 小物で和洋折衷感をUP
振袖に次のような洋の小物を合わせることで大正ロマンらしさがUPします。
- パールのイヤリング
- ベレー帽やボンネのような円形帽子をかぶる
- 帯揚げにスカーフを使う
- 襟やグローブにレースを取り入れる
- エナメルバッグを持つ
4.メイクにも大正ロマンを意識しよう
メイクにも大正ロマンらしさを出すためのポイントがあります。
- 透明感のあるツヤ肌(赤味や黄色味はコンシーラーでカバー・ハイライトはパール入りでふんわり仕上げ)
- アイメイクはアイボリーや薄ピンク、はかなげに
- チークはレッド系、頬より少し高い位置に
- リップは赤、リップ周りはぼやかす
5.大正ロマン風の振袖を選ぶなら在庫が豊富な専門店がおすすめ
大正ロマン風の振袖は、最近のレトロブームもあり人気です。
西洋文化が広く浸透し始めた大正時代は、さまざまなものに和洋折衷が取り入れらていました。着物も西洋の花や幾何学模様や鮮やかな色合いのものが好まれるようになりました。
人とは少し違った振袖を選びたいという女性のおしゃれ心をくすぐる大正ロマン風の振袖の特徴や選び方、コーデやメイクのポイントをご紹介しました。
これから振袖を選ばれる場合は、たくさんある振袖の中から大正ロマン風のものを選ぶのは大変かもしれません。また、すでに予約済のものが多く、好きなものが手に入らないという可能性もあるでしょう。
その点、振袖専門店ならば在庫も多く、知識豊富なスタッフも多数いるため、細かい要望にも対応できます。
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